釧路でサンマ初水揚げ

釧路でサンマ初水揚げ 「出だし好調」と漁協(北海道新聞 07/09 10:28)

 北海道東部の太平洋沖で小型船(10トン未満)によるサンマ流し網漁が解禁となり、9日早朝、釧路港に初水揚げされたサンマが競りに掛けられた。

 早朝から50隻以上の漁船が入港し、サンマが詰まった発泡スチロール箱約3千個が岸壁に積み上げられた。釧路市漁協によると、昨年の初日の水揚げ量の10倍以上。

 1回目の競りの最高値は1キロあたり2500円で、昨年より千円以上安いが、漁協は「量は去年よりも多く、出だしは好調」としている。

 漁に出た男性(30)は「小ぶりなものもあるが、これからどんどんよくなる」と船上で笑顔を見せた。

厚岸

牡蠣の養殖で有名な厚岸。
牡蠣以外にも、海老、蟹、鮭、秋刀魚など豊富な魚介類に恵まれている。
厚岸湖の入り口にあたる厚岸大橋は湖南地区と湖北地区を結んでいる。

橋の上からは、湖に浮かぶ鳥居を見ることが出来る。
厚岸の海を200年以上見守ってきた弁天島である。

厚岸大橋とカキ島(厚岸町HPより)
 湖南地区と湖北地区を結ぶ長さ456.5mの厚岸大橋は、北海道で最初の海上橋として昭和47年9月に開通しました。  

 厚岸大橋ができる前の交通機関は、日本道路公団のフェリーボート『厚岸丸』で、それ以前は、町営の渡船で人や自動車などを輸送していました。しかし、冬期は流氷や結氷により欠航することも多く、また、昭和40年代に入ると自動車の保有台数が増加したため、フェリーでの輸送は限界に達していました。

 海底地盤のボーリング調査で橋を架けることが可能であることが判明し、昭和44年から3年あまりの工期を経て橋が完成し、町の最大の願望が実現しました。


 厚岸湖には牡蠣島(正式には弁天島)と小さな弁天神社があります。この神社の創建は定かではありませんが、寛政3年(1791年)の記録に残っており、文政3年(1820年)には祭典が行われたことも記録されています。また、以前この島は面積が広く、保養館や料亭もあったほどでしたが、現在では地盤沈下で小さくなってしまいました。

東北の漁船が北海道に漂着

約3ヶ月たって漁船が漂着したそうです。

釧路、浜中の両町の海岸で6日、東日本大震災津波に巻き込まれた宮城県岩手県の小型漁船2隻が見つかったと、地元漁協などに相次いで通報があった。太平洋を約3か月漂流していたとみられ、地元漁協と釧路海上保安部などで、船の所有者の確認を進めている。

 釧路町で見つかったのは宮城県気仙沼市の小型漁船「友勝丸」(長さ約5メートル)。同町仙鳳趾(せんぽうし)村賤夫向(せきねっぷ)の砂浜に漂着しているのを、コンブ漁に来た人が5日朝に発見、6日に同町の昆布森漁協に通報した。釧路海保が登録番号などを同県に問い合わせ、気仙沼市で係留中に津波で流された船とわかった。船底に亀裂があり、同漁協は近くの老者舞(おしゃまっぷ)漁港に陸揚げした。

 一方、浜中町で見つかったのは岩手県の小型漁船「おりかさ(織笠)」(長さ約10メートル)で、奔幌戸(ぽんぽろと)漁港近くの砂浜に漂着。コンブ漁に来ていた人が5日朝に発見、同港に係留し、浜中漁協に連絡した。釧路総合振興局で、同県に所有者などを照会中という。

(2011年6月7日 読売新聞)